施工詳細

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施工詳細

 二階建て  注文住宅 

50棟以上担当した営業マンの『やりたい』を詰め込んだ家 S様邸

外壁には「ガルバサイディング」「塗り壁」「無垢」の3種類を配置しました。コロナの影響でメーカーが出荷商品を絞っていたこともあり、S様もギリギリまで悩んでいました。凹凸のバランスが取れたフォルムに各素材の色味がバランス良く配置されて重厚感の中にも柔らかい印象のある外観になっています。

玄関へのアプローチも兼任しているリビングからのタイルデッキ。
土間リビングからのアクセスも容易で季節によってはBBQ等アウトドアを楽しめる広々空間です。
タイルにすることで掃除も楽になり、メンテナンス面にも優れています。
写真撮影した時は地方祭の時期で、提灯をぶら下げていました。
特に夜のライトアップ時の雰囲気が良く、毎年見るのが楽しみになってきます。

外構では芝部分を取り囲むアメリカンフェンス、タイヤ止めの意匠も外観にマッチしていてGOODです。来客用も兼ねた駐車スペースとガレージにアクセスする昇降型のゲートとの間もフラットバーのフェンスで仕切ることでボヤけがちな空間をシャープにしてくれています。

アプローチから見上げると趣味室の窓にフィギュアがずらっとレイアウトされていました。
日中はLow-Eガラスの影響もあって見えないですが、夜ふと見上げて発見した時に、おうちを楽しんでくれていると感じてほっこりしました。

ゆったりとした玄関には空間に変化を与えるアクセント壁を配置しました。壁を斜めにすることで圧迫感を減らし、ベンチやウッドパネルでのっぺりとした印象を無くしています。
その壁の背面にはS.I.Cを計画。収納力も抜群で来客時、帰宅時の動線もシンプルで効率的になっています。

玄関ホールの床は無垢床材のヘリンボーン張りを選択しました。
框を薄くシンプルにすることでヘリンボーンがしっかりとしたアクセントになりながら、無垢特有の暖かみも与えてくれています。

リビングに入ると縦にも横にも開放的な空間があらわれます。
リビング上の吹抜、光を遮らない格子床、中二階下まで広がった土間リビングと開放的な要素の詰め合わせを、構造も意識しつつ形にしました。

現在はお子様の事もあり、ソファ配置はテレビに直行した配置になっていますが、つながる空間全てから全てを死角なく見渡せ、玄関や2階の人の動きも把握しやすい立体的なコミュニケーション空間になっています。

DK上部は折上天井に木桟を配すことで平坦になりがちな天井に主張しすぎないアクセントを与えています。木桟の間に照明器具を隠すことで器具が空間を邪魔することなく、明るいスッキリしたおしゃれ空間にすることができました。

キッチンで家事をしている時も中二階下の土間で遊ぶお子様の姿を常時見る事ができるのも安心ポイント。キッチン廻りの回遊動線はもちろんのこと、水廻りへの動線やリビングからの目線にも配慮した上で、家事楽な動きが可能です。

土間リビング上の吹抜や中二階から成る大空間。 土間リビング部分は現在はお子様の遊び場兼ストック置き場になっています。成長した後は当初話していたペットのスペースになるのだろうと思います。

中二階は堀炬燵形式にし、座った際の目線がキッチンやリビング、2階各空間全てを見渡せるように計画しました。2帖+αの広さですが、壁に囲まれていないことで窮屈感がなく、また、床を畳にしたことでゴロゴロと寝転んで寛ぐことができます。

吹抜を渡る廊下の床は格子床に。
まだ幼いお子様の歩行時や掃除面では心配な部分ですが、問題なく楽しめているようです。
格子床の上からも下からも空間の拡がりにプラスを与えてくれて素敵なアクセントになっています。

来客時にもプライベート空間を意識せずに案内できる独立した和室は旅館や料亭のような意匠にしました。飛び石を渡って和室に入ると、畳の周囲に釿(ちょうな)で加工したデザインの無垢床の足ざわりでまず驚きます。当初、打合せ中は「座った時違和感ないかな」と心配ではあったポイントですが、足ざわりも座り心地もとても柔らかくて癒されます。

照明を間接照明のみにすることで反射した柔らかい光のみ室内に拡がるのでどこにいても寝転んでいても眩しいという感覚にはなりません。

和室の奥には書斎カウンターを設けた広縁を計画しました。

書斎部分との間には、書院障子と欄間を設けたことで気配も感じながらコミュニケーションもできる素敵空間になっています。

この障子や欄間ですが、元々今回の敷地にはS様のお爺様の家が建っていました。今回、新築するに当たってその敷地での建て替えだったのですが、元はS様自身も幼少期を過ごした思い出の詰まったおうち。何か再利用できるものはないだろうかと考えた結果、こちらの書院障子と欄間を洗浄して再利用しようという話になり、今に至ります。

懐かしい思い出とともに、和やかに健やかに、歴史を重ねていっていただきたいですね。

1Fトイレは来客もあるので少し広く計画しました。

サッシと意匠天井、造作カウンターのラインが揃うようにしたことでスタイリッシュな印象になっています。

照明を間接照明にしたことで柔らかい光が拡がる明るい空間になっていることもポイントです。

水廻り空間は洗面・脱衣・ランドリーを独立させつつ無駄な動線を無くした家事楽空間になっています。幅広い洗面カンターは大人3人並んでもゆとりがあり、側面に配置された棚のおかげでカウンター上もスッキリ片付きます。

4帖のランドリールームは洗面、キッチン双方から回遊アクセスできる場所に配置しました。大容量の物干と収納でタオルやインナー関係、ストック品も片付けることができます。

脱衣にはリネンシュートできる孔を開けたカウンターを設置しました。浴室側の透明ガラスの効果で脱衣室の圧迫感が全くなく、洗面やランドリーとも独立しているので家族の動きを気にせず、ゆったりとお風呂を楽しむことができます。

10.2帖の趣味室は防音仕様に。

プロジェクタークロスに投影しながらテレビや映画を家族全員で楽しめる癒しの空間です。床下地の防震マット、天井の吸音材料、壁面の吸音材、遮音材、空気層、出入口の防音ドア、と費用的には通常の部屋を作るより大きく追加になってしまいますが、家の内外へ音配慮しながら長期的に楽しめることを考えたら悪くない出費だと思います。

漫画本やスロット台など、S様の趣味のものも詰め込まれていて、まったりと「おひとりさま時間」を楽しむのも良いですね。

2Fトイレは木目天井とペンダント照明をアクセントにしたスッキリ空間になっています。壁面のニッチは小物やペーパーのストックを置いても外からはあまり見えないのでトイレ空間尾スッキリとさせたい方にはオススメです。

ビルトインガレージは車一台分+αでドアの開閉も通行も楽な空間になるように計画しました。冬用タイヤや工具などを置く棚板スペースもあり、お子様の成長に合わせたアクティビティの変化にも対応しやすいように考えました。

将来的な変化も想定して、EV車充電用コンセントも配置しています。

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